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美しすぎる北山杉カフェ〜木のソムリエ、銘木屋さんに学ぼう!〜
9月に台風で延期となって、選挙の日に開催となりました林業カフェ、
今回は総勢16名の参加で、にぎやかでした☆

その名も「美しすぎる北山杉カフェ〜木のソムリエ、銘木屋さんに学ぼう!〜」

お邪魔したのは、千本通にある、創業150年の「松文商店」さん!


代表の吉村さんに、ご案内いただきました^^

まずは立礼席のお茶室ショールームで、「銘木って何?」というところから質問タイム。
それではここから、林業女子と木のソムリエ銘木屋さんに登場してもらいましょう!



「メイボクって、なんですか??」

「広い意味での銘木というのは、目に見える部分に使う木のことです。
  珍しくて貴重、高価というイメージがありますが、
  たとえば山に落ちていた木を拾って磨くととても味わいがあることもあり、
  その人が美しいと思えばそれが銘木になるんですよ。」


「ところで、その銘木が使わていれるこの
  『床の間(トコノマ)』って、どんな意味があるんですか?」

「お客様をもてなすときに、お花や掛け軸を飾って歓迎の気持ちを表すところですね。
 ほかにも、結婚式などお祝い事のときはおめでたい飾りを置き、
 お葬式ではお葬式用の掛け軸などを飾ります。
 たとえて言うなら、洋画を縁取る『額縁』のようなものでしょうか」



「へ〜!色々なイベントに合わせて、気持ちを表現する空間なんですね!
  家の中のギャラリーみたいでおしゃれ!」


「床の間に欠かせないのが、左に見える“床柱(トコバシラ)”です。
  この床柱によく使われるのが、京都北山で育てられている“北山杉”です。
  丸みと光沢があって、とてもきれいでしょう。

  その床柱と対になっているのは、“相手柱”といって、灰色っぽくて目立たないでしょう。
  床柱の美しさを引き立たせるために、地味な見た目のものを使うんですよ。」


「へ〜!引き立て役ってことですね。
  じゃあ、わたしは床柱になりたいな。カレシは、引き立て役ってことで!」


「ところが、床の間の本当の主役は、飾られるお花やお飾りなんです。
  だから、こんなに美しい床柱も、あくまで引き立て役なんですよ。」


「が〜ん!主役だと思ったのに・・・
  でも、その辺りをわきまえるのが本当のイイオンナ、かも??」


ショールームの次は、倉庫を見学しました。
色々な種類の木がずら〜り!!




入口の近くに並べられていた、個性もばらばらの木たち!
何の種類か、わかりますか??


答えはこちら★


個性あふれる木たちのそばには、京都生まれのスレンダー美女
「北山丸太」も並んでいます!

この白い肌をご覧ください〜!丸くて表面がつるつるです。


「北山杉とか北山丸太って、なんのことですか??」

「京都市の北部の山で、特に床柱にするために育てられた杉をいいます。
  表面がつるつるの床柱にするために、枝の跡が残らないように、
  枝を切って落とす作業“枝打ち”を、こまめにするのが特徴です。

  この枝打ちの作業はとても手間がかかっていて、
  特に北山はこの地域の職人さんしかできない技術を持っているんですよ。

  それに、伐って運び出す時も、表面に傷をつけないように細心の注意を払って
  大切に運び出されてきます。」

「丁寧に育てられていて、箱入り娘!って感じですね?
   まるでわたしみたい・・・」

「そうやって手入れされた林はとても美しく、東山魁夷さんが絵に描いたほどですよ。」



北山杉にも、色々な種類があります。

つるつるの、「磨き丸太」、自然に模様が入る「天然絞(シボリ)」、
天然絞を真似して、細い棒を巻き付けて模様を付けた、「人造絞」

あなたのおうちの柱は、どれかな??




倉庫にはつるつるすべすべの丸太がたーくさん!
林業女子感激です!


美女たちに囲まれて、私も、キレイ!?



触ってみるとやわらかくて、すべすべで、
ちょっと、私のお肌負けてる・・・と凹む場面も。。


気を取り直して、今度は8畳のお茶室モデルルームへ。



こちらにも、床柱には、北山丸太♪
四角いお部屋にまぁ〜るい表情があると、ほっこりしますね^^

床の間以外にも、いろんなおしゃれポイントが!

こちらは、欄間(ランマ)。
「松文」さんというお名前にちなんで、若い松の葉っぱのデザイン♪


なんだかポップでかわいい〜♪


そしてそして、
その欄間の下の障子を見てみると、なんと松の落葉の模様がうっすら!


「松の葉っぱが落ちて、地面に積もっている」というストーリーができてるんです☆

それってまるで、お茶室にいるのに、松の林の中にいるみたい
なんとおしゃれなお部屋・・・和室って、こんなにおしゃれなものだったんですね!


お部屋を眺めながら、興味津々の林業女子から、質問も盛りだくさん。


家にお客さんを迎えることが減って、床の間や和室が減っていったこと。
銘木の需要も減って、育てる人も減ってきたこと。

それでも、
銘木を使って素敵なお部屋をつくるには、やっぱり
いろいろな木が育つ森づくりが必要なこと・・・

すてきなお部屋は、森づくりから始まるんだ!と、
林業女子も自分たちにできることを色々と考えました。


吉村さんのお話は、とっても勉強になりました。
とても気さくな方で、すこし冗談も交えながら、わかりやすく解説していただきました。

ブログも必見ですよ
吉村栄二さんブログ「銘木屋のひとりごと」


参加した方々からは、

「床の間に、おもてなしの意味があることを初めて知った!
 将来は絶対に、床の間のあるおうちを建てたい!」

という感想をいただきました。

人をおもてなす、一輪のお花を生けるようなココロの余裕のある女子になりたいですね

「100年先を考える、余裕の女子♪」

そんな銘木女子に、なりた〜い


今日は魅力たっぷりの銘木の世界を、勉強させていただきました。
吉村さん、本当にありがとうございました!



ちなみに、見学のあとみんなでお茶をした町家カフェ、
床の間はこんなデコレーションでした



これも、おもてなしのキモチ
トコノマって、やっぱり自由で楽しい空間ですね〜〜!!

| 22:57 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

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