香りのカード(星)』
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三重県の週末林業家、堤です。初投稿です
6月11日、12日は吉野林業の見学会へ行ってきました!
メンバーは林野庁若手「ひこばえ研究会」と京大林業男子池山君率いる「人工林研究会」そして林業女子含め、総勢26人。
吉野は山が多くて道が狭い・・・その道路を車10台が列になってぞろぞろと行進。
一日目は、吉野杉・吉野檜の製材加工販売を行う「吉野中央木材株式会社」さんへの見学でした。
製材作業、加工作業を見せて頂きました。
吉野林業と言えば、1700年代から酒樽の材の生産地として有名で、長く日本全国の林業の模範とされてきた存在です。現在でも良質な建築材として評価されているのですが、近年は木材価格の低下等により危機に瀕しています。
一つには、日本人の価値観の変化があるのだとか!
昔は節のない木材のほうが価値があるとされていましたが、
現代では、節があったほうが自然で、ほっとする。という考え方が多く、
無節の木材の価値が低下しています。
確かに自然に出来る木材には節があるのが普通だし、自然の姿だから、人間がそれをみて「自然だ、落ち着く〜」と感じるのは全然おかしくないですよね。
でも、無節で年輪幅が細かくて均一な、機械で作ったような材に昔の人は価値を感じていたのです。
このような材を作るには、膨大な時間と、労力が必要です。簡単に作れるものでないと理解しているから、価値が生まれます。
世間一般の人々が知的な考え方を持っていたんだなぁと思いました。
社長の石橋さんが目指すのは、吉野の材を生かしつつ、付加価値のある製品づくり。
伝統の木材生産の品質は維持させ、市場のニーズに合わせるために、アイデア募集中だということです!
そして、当初予定になかったのですが、
6.12更新のいわいさんの記事「農とクラフトフェア」でも紹介されていた、吉野杉木桶仕込みの日本酒「百年杉」の酒造にも突撃見学。
60年ぶりに復活させたという木桶仕込み。ほのかに杉の香が移って本当に美味しいです
夜は皆で「百年杉」を飲んで林業トーク。楽しかった〜
2日目の見学は、岡山の林業女子、熊谷さんにバトンタッチ!
(つつみ)
正プラス株式会社
2011年3月某日。
春は間近のはずなのになんだか寒い。
伊東木材の伊東昌紀さんにオトコマエ取材をさせていただくべく、右京区京北にある
北桑木材センターへ赴いたのは、そんな日でありました。
この日開催される市で、お会いする約束。
どんなお話が聞けるかな、どんな所なのかな。わくわくしながらの取材旅です。
バスに乗り込む頃にはちらつく程度だった雪も、山へ差し掛かる頃には何故か吹雪のよう。
でも雪をかぶったスギもまた、美しいのでした。
さて、やってきました木材センター。到着してみてびっくりしたのが、どこを見ても、丸太・・・!
実を言うと、木材市場にお邪魔するのは初めてでした。
この北桑木材センター、実は国産材専門の木材市場です。
ということは、あの見渡す限りの丸太たちはみんな日本人、いや日本木だったのですね。
お約束の時間までは少し余裕があったので、しばらく見学させていただきました。
まず受付がありまして。ここで数字が書かれた札が貼ってある帽子をもらうようです。
私はもらいませんでしたが。
そうして帽子をもらったら、見渡す限りの丸太をぐるぐると見ていきます。
時々見かけたのが「バームクーヘン」やら「近江牛」との注意書き。
近くのおにいさんに聞いてみたところ、どうやらあんまり品質の良くない木だそうで。
景品つけるから買ってよ、ってことだそうです。
奥の方まで進んでいくと、そこにあったのはチップ製造所。
建屋の中に装置があって次々と粉砕していましたが、道のこっちには丸太、あっちにはチップ。
なんだか少し、不思議な気分になる光景でした。
この日のお天気はたいそう気まぐれで、あたりが真っ白になるほど吹雪いたかと思いきや
突然カラリと晴れて、また吹雪。
しばらくお日様が顔を出して。雪がとけてきたなあと思ったら、鳴り響くカランカラーン!
これが市の始まりの合図でした。
積み上げられた丸太の上で叫びだすお兄さん。
ぞろぞろ集まって手をかざす帽子の人々。
ナンマンエンナンマンエン、はい、〇番さーん!!
ひと山歩き終わったら再び鳴り出すカランカラーン!
これが延々と続いて行きました。
競りというからにはお買い上げいただくのですが、初めの値段は丸太の上のお兄さんが
設定するそうです。
元か末か。曲がりはないか。痛んでないか。色はどうか。
いろいろ見て、総合的に判断するそうです。もちろん買い手の方も値段の見当をつけまして、
それを考える時間をとるため、市の開始は少し遅めなんだとか。
書き遅れてしまいましたが、市の途中で無事伊東さんにお会いしまして。
この旅の主目的、オトコマエ取材を果たしました!
お話を聞いていてしみじみ思いましたが、伊東さん、とてもかっこいいのです。
何もかもが新しい1年目、ちょっと調子に乗る2年目を経て、それなりにケガをして怖さが
わかってきた3年目が一人前。
事態の予測ができて、それに対する処理までこなせるようになる5年目で独り立ち。
そうして年を重ねるごとにまた知らない山の顔に出くわして、おもしろさを知る。
・・・聞くだけでわくわくするお仕事!
「10年後、20年後の山を想像しながら働くのはおもしろい」
そう言い切るお姿は、正に林業男子だなあと感じました。
ほんとはインタビュー全部を載せたいくらいですが、如何せんスペースが足りない!
木材センターにしてもオトコマエにしても、あの魅力を言葉にするのは難しいです。
ぜひとも、ホンモノを見ていただきたい!
・・・まとまりのない紀行文ですが、それはスペースのせいにして筆を置こうと思います。
小さな小さな記事ですが、いろんな出来事がつまった「オトコマエ☆林業男子のささやき」
少しでもかっこよさが伝えられていれば、と思います。
慣れてきたらお兄さんより先回りして、あの木はいくらだな、なんて予想してみたり。
単に丸太の上を走りまわってみたり。わくわくするお話を聞いたり。
個人的に大満足の旅でした。
最後になりましたが、取材にご協力いただきました伊東さん、みなさま。
ありがとうございました!
次のコンテンツもお楽しみに!
たかぎ
さて、「京都の山に行ってみよ♪ サークル☆NAVI」ページの紹介です
これはfgを読んで「あー山に行きたい!」と思ってくださったそこのあなた!
あなたのためのページです
マチナカでぐるりとあたりを見渡せばわかる通り、こと京都は四方を山に囲まれています。
そして、山あれば、登る人あり。楽しい活動をされている団体さんは実はたくさんいらっしゃ
るのです。
今回は
「山仕事サークル 杉良太郎(すぎよしたろう)」
「まつたけ山復活させ隊」
「京都森林インストラクター会」
の3団体さんを取り上げさせていただきました
まずは北区雲ヶ畑で活動されている「山仕事サークル 杉良太郎(すぎよしたろう)」さん
読み方にお気をつけください。「すぎよしたろう」さんです。
学生から社会人まで、メンバーの年齢層が幅広い!
雲ヶ畑にて林業をされている方々にお世話になって、実際の林業地でお手伝いをされています。
ホンモノを見られるのはもちろんのこと、地域とのあったかいつながりを感じられる。そんな場所
です
続いて左京区岩倉にて活動されている「まつたけ山復活させ隊」さん
「まつたけ十字軍」という名前でも知られているかと思います。
主に退職された方々が中心ですが、そのパワー&やる気は学生も圧倒されるほど!
まつたけがとれる里山の復活を目指して、いろいろな事に挑戦されています。ベースキャンプで
は陶芸から畑からアートまで山の中にとどまらず、とにかくいきいきと楽しんでおられます☆
そして山科区安祥寺でも活動されている「京都森林インストラクター会」さん
森のプロの方々です!
案祥寺のほかでもさまざまな活動をされていますが、今回は一例として、取り上げさせていただ
きました。
大人から子供まで!そして楽しんで学べる樹木観察会から本格的な林業体験まで!森のプロが
一緒なら、安心して楽しめますね。でも、自分の身はきちんと自分で守れるようにもなりましょう
こんな感じの3団体さんです。詳しくは記事をご覧ください
「サークル」と付いているのは1つですが、どの団体さんもいつでも参加をお待ちしています!
気になるな〜と思ったら、ぜひぜひ連絡してみてください。
あと、山に行くときのファッションチェックもしてみました
ちょっとした工夫が実はとっても大事だったり、けっこうオシャレだったり!こだわりポイントも書い
てありますので、お見逃しなく♪
山が林業の全てではありません。でも、はじまりの山を見るのは、とっても大事ですよね。
気になっていても、いなくても。ふと見上げた山に踏み出す一歩を、応援できれば幸いです
次のコンテンツもお楽しみに!
たかぎ