2014.12.20 Saturday | category:林業女学校
第1回「林業女学校開催」♪
こんにちはブログお久しぶりです!
さてさて今月の11日についに第1回目「林業女学校」を開催することができました
「林業女学校」とは・・・
女子会メンバーが林業の現場や現地の方を訪問して見学したり、山の暮らしのお話を聞いたり体験させてもらおう!という企画
目的はもちろん!!メンバーの「林業女子力」をアップさせること
第1回目は京都市右京区京北地域で活動なさっている「樹々の会」代表の一瀬裕子さんと、日吉町森林組合で森林施業プランナーをなさっている一瀬麻世さんにお会いすることができました
素敵な「林業女子」のお二人に色々聞いちゃいましたよ〜!
まずは「樹々の会」代表の一瀬裕子さんのお話
「樹々の会」とは京北地域で結成されている林業女性グループで、メンバーのみなさんは女性ならではの視点から林業を盛り上げておられます
メンバーには林家の主婦はもちろん普段は山とあまり関わりのない女性も所属されています
活動内容は、女性だけの森づくりや、マイタケ・シイタケなどのキノコ栽培、さらにはクロモジの栽培を通してのクロモジ茶やクロモジ飴、クロモジサイダーなどの商品化などにも取り組んでいらっしゃいます
女子会メンバーもクロモジ茶とサイダーを試飲…お茶はすっきりとした甘さで爽やかな口当たり
サイダーは飲んだ瞬間ほんのりとクロモジの香りが漂い、それがシュワーっと溶けていくような不思議な味わい…
どちらもやみつきになってしまいました♪
幅広く活動なさっている樹々の会のみなさん。代表の一瀬さんが、女性だけの活動を始められたきっかけは男性中心の林業に女性も関わりたい!と考えたことだったと教えて下さいました
もともと一瀬さんのお家は丸太屋さん。昔から丸太磨きは女の人のお仕事だったそうです。
市場に出す木の値段をつける時はお家でお父さんとお母さんが相談しながら決めていきます。
売れるか心配で安く値段をつけてしまいがちなお父さんにお母さんは「もっと高くうれるよ!頑張ったんだから!」と意見。
奥さんの声は金額を決める際に昔からすごく大切にされていたそうです。
林家の奥さんの「林業女子力」かもしれませんね。素敵です
でも女性は市には入れません木を買いに来てくれた人においしい食事とお酒をふるまって高く買ってもらえるように努力するのが精いっぱい・・・
女性だって市に入ってもいいやん!男性だけの会議はおかしい!!
そう考えた一瀬さんはどうすれば女性も林業界に入っていけるか思案し、女性だけの山の勉強会を開きその時に集まったメンバーなどが中心となって「樹々の会」を立ち上げたそうです。
男性社会と言われてきた林業界に新風を吹かせてきた元祖「林業女子」の一瀬さん。途中にはきっと楽しいことだけでなく苦しかったとこも辛かったこともあったのではないかと感じました。それでも京北地域の林業を盛り上げていきたい!と明るくアクティブに活動を続けられてきた姿はとても眩しかったです
私が一番印象的だったのは、男性だけの社会はおかしい!と取り組みをされる中で男性と同化するのではなく、女性ならではの消費者目線で活動を進められておられることでした
そこには昔からの先人の知恵が盛りだくさん
今の若い林業女子が学ばせていただくことが一杯一杯ありました
今私達が活動をできているのは元祖「林業女子」の皆さんが今日まで道を切り開いてきて下さったお陰ではないかと思います。
これからはそんな先輩方の想いを引き継ぎ、私達が次世代に繋いでいけるように頑張りたいです
↑樹々の会の皆さんのお話を聞く女子会メンバー。写真の奥手左が一瀬裕子さん
さて、お次は日吉町森林組合で森林施業プランナーをなさっている一瀬麻世さんのお話
こちらの一瀬さんはうってかわって22歳という若さで現場でバリバリ働いていらっしゃる林業女子
一瀬さんは高校で森林・林業を学んだ後、日吉町森林組合に就職し今年で4年目
華奢でとても美人な方…だけど、山を見据える目はキリッとしていて思わずドキッ
一瀬さんがされている「森林施業プランナー」さんのお仕事は、簡単に書くと森林組合さんが担当の山主さんの山のお手入れをするときに
「あなたの山をこんな感じでキレイにしたいと思ってます!計画通り進めていいですか?」と山主さんに計画・提案をすること
山主さんが「はい!よろしくお願いします!」とおっしゃれば、その計画をもとに森林組合の作業班の皆さんが山を整備していきます
一瀬さんは山をどんな風にキレイにするか一生懸命考えて、そのために作業場所を見まわったりと日々奮闘なさっています
急な斜面地でも一人で調査に向かうそうですよ
かっこいい〜
↑実際に現場を案内してもらいました♪一番左端が一瀬麻世さん
でも、女性が現場で働くのって大変じゃないですか・・・?
と不安そうに聞く女子会メンバーに
「確かに体力面ではしんどい。でも山主さんには娘や孫みたいに可愛がってもらえるしそんなにつらくはないかな。
女性の方が丁寧でこまやかな仕事は逆に有利かも。」と一瀬さん
女性であることをプラスにとらえて山と向き合っていらっしゃる姿が素敵でした
そんなこんなで第1回「林業女学校」は無事に終了
お忙しい中お時間を作って下さった一瀬裕子さん、麻世さん本当にありがとうございました
そして、最後になりましたが今回の企画は京都府の林業普及指導員さんにコーディネートなど大変大変お世話になりました!
ご協力、本当にありがとうございました!!!
これからも引き続き「林業女子力」upさせていきましょ〜
第2回もお楽しみに
(とよはま)
さてさて今月の11日についに第1回目「林業女学校」を開催することができました
「林業女学校」とは・・・
女子会メンバーが林業の現場や現地の方を訪問して見学したり、山の暮らしのお話を聞いたり体験させてもらおう!という企画
目的はもちろん!!メンバーの「林業女子力」をアップさせること
第1回目は京都市右京区京北地域で活動なさっている「樹々の会」代表の一瀬裕子さんと、日吉町森林組合で森林施業プランナーをなさっている一瀬麻世さんにお会いすることができました
素敵な「林業女子」のお二人に色々聞いちゃいましたよ〜!
まずは「樹々の会」代表の一瀬裕子さんのお話
「樹々の会」とは京北地域で結成されている林業女性グループで、メンバーのみなさんは女性ならではの視点から林業を盛り上げておられます
メンバーには林家の主婦はもちろん普段は山とあまり関わりのない女性も所属されています
活動内容は、女性だけの森づくりや、マイタケ・シイタケなどのキノコ栽培、さらにはクロモジの栽培を通してのクロモジ茶やクロモジ飴、クロモジサイダーなどの商品化などにも取り組んでいらっしゃいます
女子会メンバーもクロモジ茶とサイダーを試飲…お茶はすっきりとした甘さで爽やかな口当たり
サイダーは飲んだ瞬間ほんのりとクロモジの香りが漂い、それがシュワーっと溶けていくような不思議な味わい…
どちらもやみつきになってしまいました♪
幅広く活動なさっている樹々の会のみなさん。代表の一瀬さんが、女性だけの活動を始められたきっかけは男性中心の林業に女性も関わりたい!と考えたことだったと教えて下さいました
もともと一瀬さんのお家は丸太屋さん。昔から丸太磨きは女の人のお仕事だったそうです。
市場に出す木の値段をつける時はお家でお父さんとお母さんが相談しながら決めていきます。
売れるか心配で安く値段をつけてしまいがちなお父さんにお母さんは「もっと高くうれるよ!頑張ったんだから!」と意見。
奥さんの声は金額を決める際に昔からすごく大切にされていたそうです。
林家の奥さんの「林業女子力」かもしれませんね。素敵です
でも女性は市には入れません木を買いに来てくれた人においしい食事とお酒をふるまって高く買ってもらえるように努力するのが精いっぱい・・・
女性だって市に入ってもいいやん!男性だけの会議はおかしい!!
そう考えた一瀬さんはどうすれば女性も林業界に入っていけるか思案し、女性だけの山の勉強会を開きその時に集まったメンバーなどが中心となって「樹々の会」を立ち上げたそうです。
男性社会と言われてきた林業界に新風を吹かせてきた元祖「林業女子」の一瀬さん。途中にはきっと楽しいことだけでなく苦しかったとこも辛かったこともあったのではないかと感じました。それでも京北地域の林業を盛り上げていきたい!と明るくアクティブに活動を続けられてきた姿はとても眩しかったです
私が一番印象的だったのは、男性だけの社会はおかしい!と取り組みをされる中で男性と同化するのではなく、女性ならではの消費者目線で活動を進められておられることでした
そこには昔からの先人の知恵が盛りだくさん
今の若い林業女子が学ばせていただくことが一杯一杯ありました
今私達が活動をできているのは元祖「林業女子」の皆さんが今日まで道を切り開いてきて下さったお陰ではないかと思います。
これからはそんな先輩方の想いを引き継ぎ、私達が次世代に繋いでいけるように頑張りたいです
↑樹々の会の皆さんのお話を聞く女子会メンバー。写真の奥手左が一瀬裕子さん
さて、お次は日吉町森林組合で森林施業プランナーをなさっている一瀬麻世さんのお話
こちらの一瀬さんはうってかわって22歳という若さで現場でバリバリ働いていらっしゃる林業女子
一瀬さんは高校で森林・林業を学んだ後、日吉町森林組合に就職し今年で4年目
華奢でとても美人な方…だけど、山を見据える目はキリッとしていて思わずドキッ
一瀬さんがされている「森林施業プランナー」さんのお仕事は、簡単に書くと森林組合さんが担当の山主さんの山のお手入れをするときに
「あなたの山をこんな感じでキレイにしたいと思ってます!計画通り進めていいですか?」と山主さんに計画・提案をすること
山主さんが「はい!よろしくお願いします!」とおっしゃれば、その計画をもとに森林組合の作業班の皆さんが山を整備していきます
一瀬さんは山をどんな風にキレイにするか一生懸命考えて、そのために作業場所を見まわったりと日々奮闘なさっています
急な斜面地でも一人で調査に向かうそうですよ
かっこいい〜
↑実際に現場を案内してもらいました♪一番左端が一瀬麻世さん
でも、女性が現場で働くのって大変じゃないですか・・・?
と不安そうに聞く女子会メンバーに
「確かに体力面ではしんどい。でも山主さんには娘や孫みたいに可愛がってもらえるしそんなにつらくはないかな。
女性の方が丁寧でこまやかな仕事は逆に有利かも。」と一瀬さん
女性であることをプラスにとらえて山と向き合っていらっしゃる姿が素敵でした
そんなこんなで第1回「林業女学校」は無事に終了
お忙しい中お時間を作って下さった一瀬裕子さん、麻世さん本当にありがとうございました
そして、最後になりましたが今回の企画は京都府の林業普及指導員さんにコーディネートなど大変大変お世話になりました!
ご協力、本当にありがとうございました!!!
これからも引き続き「林業女子力」upさせていきましょ〜
第2回もお楽しみに
(とよはま)
2014.06.06 Friday | category:林業女学校
写真変更!
2013.07.28 Sunday | category:林業女学校
「林業女学校」開校♪